わが家の猫はロシア語でノーチとウートラという名前をつけた。
意味は夜と朝だ。
我ながら、オリジナリティのあるいい名前だと思う。
せっかくなので名前候補をまとめたので、ご参考に!
両方男の子なのでそっち中心だけど、女の子の名前もあるよ!
目次
ロシア語の名前にしたい!
サイベリアンはロシアの猫。
なのでロシア語の名前にしたかった。
キリル文字もかっこいいので、なんか名前入れるときに書くとおしゃれ。(例:ノーチночь、ウートラутро)
ロシアンブルーの子にも参考になるかな?
ロシア人名(男)
ロシア人名の男性名は格好いいのだけど、『イゴール』とか『ヴラディーミル』とかなんだか響きがゴリッとしている。
それはそれでかっこいいのだが、ちょっとイメージと違った。
ちなみに、ロシアでは「略称」とか「愛称」の文化が強く、名前自体を呼ぶことは少ないのだとか。
「略称」と「愛称」はあだ名みたいなものだけど、慣例的に大体パターンが決まっている。
ゴリッとした正式名称をつけて、「愛称」で普段呼ぶのもかわいいと思う。
ロシア人名については、こちらのサイトが詳しかったので参考にした。
猫の名前によさそうなものは、こんなのがあった。
アイラト(Айрат)
略称:アイラトカ(Айратка)、ラートカ(Ратка)、ラーティク(Ратик)
愛称:アイラトゥシュカ(Айратушка)、アイラトーチカ(Айраточка)、アイラトーニカ(Айратонька)、ラトゥーシュカ(Ратушка)
意味はテュルク語の「恵み、慈善」、モンゴル語由来の「森の人」。
日本語ではあまりん地味のない響きで神話っぽくて素敵。
「森の人」もちょっとサイベリアンぽい。
アレクセーイ/アレクセイ(Алексей)
略称:アリョーシャ(Алёша)、リョーカ(Лёка)、リョーシャ(Лёша)、リョーニャ(Лёня)、アーリャ(Аля)、レークシャ(Лекся)
愛称:アリョーシェンカ(Алёшеька)、アーリク・アリーク(Алик)、リョーシェンカ(Лёшенька)
意味はギリシャ語の「護る」。
意味も響きも格好いい。
ただ、シュッとしているというか、格好良すぎるような気がした。
ちなみにロシア人にはアレックス、すごく多い気がする。
前に知り合ったロシア人、アレックスだらけだった。
ルカー/ルカ(Лука)
略称:ルカーシャ(Лукаша)、ルーニャ(Луня)
愛称:ルカーシェニカ/ルカーシェンカ(Лукашенька)、ルカーシュカ(Лукашка)
意味はラテン語由来の「ルカニアから来た男」、ギリシャ語由来の「光」「狼」
おお、格好いい。
「光」と「狼」って由来があるのも面白い。
これも格好良すぎてちょっと提案するのが恥ずかしくなってしまった。
マクシーム(Максим)
意味:最大(ラテン語由来)
略称:マーカ(Мака)、シーマ(Сима)、マークシャ(Макся)、マクシュータ(Максюта)、マクシューシャ(Максюша)、マクシームカ(Максимка)
愛称:マクシームシュカ(Максимушка)
意味はラテン語由来の「最大」。
サイベリアンは大きい。
そして、うちに来る子は兄弟の中でも一番大きい子だ。
成長後のサイベリアンの巨大感を考えると、「マクシーム」「マクシム」もいい気がする。
英語風に「マックス」って呼ぶと、ちょっと犬っぽい。
これは最後まで候補に残った。
エミール(Эмиль)
略称:エマ(Эма)、エーリャ(Эля)、ミーリャ(Миля)、ミールゥ(Милу)、エミーリャ(Эмиля)
愛称:エミーリュシュカ(Эмилюшка)、エミーレチカ(Эмилечка)
意味は、ローマの「アエミリウス氏族」に由来。
格好よさとかわいさが良いバランス!
しかし、どうしても国語の教科書に載ってた『そうか、そうか、つまり君はそんなやつなんだな』で有名な『少年の日の思い出』を連想してしまう。
ミハイール/ミハイル(Михаил)
意味:神に似たるものは誰か(ヘブライ語由来)
略称:ミーシャ(Миша)、ミーハ(Миха)、ミーカ(Мика)、ミーニャ(Миня)、ミーナ(Мина)、ミシャーラ(Мишара)
愛称:ミーシェニカ(Мишенька)、ミシュートカ(Мишутка)、ミシャーニャ(Мишаня)、ミシューニャ(Мишуня)、ミシューリャ(Мишуля)、ミハイルシュカ(Михаилушка)、ミニューシャ(Минюша)、ミシューカ(Мишука)、ミニャーシャ(Миняша)
意味はヘブライ語由来の「神に似たるものは誰か」。
なんか異常に意味が格好いい。
英語の「マイケル」、フランス語の「ミッチェル」か。
略称の「ミーシャ」も猫っぽくて良いが、どうして女性シンガーの方を連想してしまう。
ロシア人名(女)(参考)
ロシア人名の女性名のほうは、可愛くて猫にも良さそうな名前が多い。
個人的に好みだったのはこの辺。
響きだけでつけるなら、これらもありかとは思ったが、今回は参考程度にした。
- アンナ/アーンナ(Анна):恩寵
- エーヴァ(Ева):生命
- エレーナ(Елена):輝くもの
- イリーナ(Ирина):平和
- ラウラ(Лаура):月桂樹
- オリガ/オーリガ(Ольга):神聖な、祝福された
- ソーフィヤ(Софья):知恵、懸命
- エミーリヤ(Эмилия):愛想のよい
ロシア語:人名以外
人名以外にも視野を広げてみよう。
一応、意味と響きも考えてこんなのが候補になった。
- ペチカ(печка):ロシアの暖房兼オーブン
- ナスキー(носки):靴下
- ルーク(носки):玉ねぎ
- ウートラ(утро):朝、午前
- ディエーニ(денъ):昼
- ヴィーチェル(вечер):晩
- ノーチ(ночь):夜
ロシアで人気の猫の名前
ロシアのサイトZOO CLUB.RUによると、この記事を書いた2019年3月5日時点での人気の名前はこんな感じ。
独特なセンスだ。
「ふわふわパンツ軍曹」「そして、彼は知っている」とか意味が分からない!
ネット投票っぽいのでその辺はお察しだ。
けど映画「メン・イン・キャット」の中でも「Mr.ふわふわパンツ」って呼ばれてたしリアルなのかな?
(この映画、主人公がサイベリアンなのだ)
オス
- Сержант Пушистые Штаны(サーヴァンテ・プシースティ・スターニィ):ふわふわパンツ軍曹
- Ешка(エーシュカ)
- Барсик(バルジク)
- Кузя(クジャ)
- Афиг-его-знает(アフィグ-イェゴ-ズナイェト):そして、彼は知っている
- Алекс(アレックス)
- Кекс(ケクス):ケーキ
- Мурзик:ムルジク
- Персик(ピイェルシク):もも
- Лаки(ラッキー):ラッキー(英語)
メス
- Муся(ムシャ)
- Ася(アシャ)
- Кудабля(クダブリア)
- Жужа(ジュジャ)
- Мурка(ムルカ)
- Бaгирa(バギラ)
- Сима(シマ)
- Алиса(アリス)
- Мася(マシャ)
- Соня(ソーニャ)
ウートラ(朝)とノーチ(夜)に決定!
最初は黒いノーチさんだけが来る予定だったので、名前も1匹だけで考えていた。
2匹来るのが決まってから、名前はすぐに決まった。
ゴールドとダークグレイの対照的な毛色から、「朝」を意味する「ウートラ」と「夜」を意味する「ノーチ」。
また猫が増えても「昼」と「晩」で対応できる!
「ウートラとノーチ」って絵本みたいでかわいいしね。
まとめ
ロシア由来の名前は、響きが独特でオリジナリティを感じられる。
独特すぎて日本語では難しいものもあるので、よく考えてから決めよう!
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