予算の都合で塀を作らなかったら、家のまわりが鬼ごっこスポットになってしまった!
全体的に予算が足りなかったので、塀を作らなかった結果である。
ご近所との関係も悪くしたくないし、穏便に解決する方法を模索した。
どの方法が一番有効だったのだろうか?
目次
発端:「お隣さんが作るかも」作戦の失敗
見積りが予算を500万もオーバーしていたため、塀は作らないことにした。
同時にお隣や裏も新築中だったので、「もしかしたらお隣さんが作るかもしれないし、様子見しよう」と。
で、結局誰も作らなかったのだ。お隣も裏も4軒すべて。
みんな同じ事を考えていたのかもしれないし、気にしなかったのかもしれない。
とにかく、鬼ごっこに最適な、素敵な十字路が完成してしまった!
侵入者発見!
最初の遭遇:迷い込んでくる子供
春頃から、ふらっと迷い込んでくる子供がちらほら現れるようになった。
物音や人の気配がするのでふと外を見ると、ランドセルを背負った子供がいる。
大体1人で、男の子、女の子問わずいた。
面白そうな小道を見つけて入ってきてしまったのだろう。
まあよくある事だとあまり気せず放置していた。
増殖:鬼ごっこスポットになる
だんだん子供が増えてきて、最終的には人気スポットになってしまった!
「新しくできた隠れ家スポット」的な評判が子供たちの中で広まってしまったのかもしれない。
毎日学校が終わるとやってきて、鬼ごっこが開催される事態に発展した!
侵入者への対処
「子供くらい…」と思う人もいるだろう。わたしも最初はそうだった。
しかしここは住宅密集地。問題の隣地境界は幅1mくらいしかない。侵入者がいると、窓のすぐそこに顔があるのだ。
裏に積んでる鉢なんかも散らばってきた。
結構ストレスを感じてきたので、ちょっと対処することにした。
子供たちも近所の家の子だろうし、あまり揉めたくはない。
なるべく穏便に、できれば子供たちのやる気をなくす方向で対処することにした。
1.本人にやさしく注意する。大半は良い子だったが…
もちろん、最初は本人に注意した。
「危ないし、人のお家だからやめようね」みたいな感じで、やさしく。
「ゴラァ!!」ってやって、怖い親が来たりしたら嫌だ。
大体の子は素直に聞いてくれた。と思う。
けど再犯も多い。別の子が新たに来たりする。すごい魅力の鬼ごっこスポットだ。
更に流行になっていたため、人数が多すぎて全員に対処することはできなかった。
2.防犯砂利を敷くが、無邪気な子供には逆効果。そして副作用。
「防犯砂利」を購入して敷いてみた。
上を歩くとザッザッと大きな音(70dbらしい)が鳴る。
侵入者がくるとわかるし、心理的に通りたくなくなるかもしれない。
40Lが12袋も必要だったし、なかなか大変な作業だった。
泥棒とか覗きみたいな、「悪いことをしている自覚のある相手」には効果がありそうだ。
しかし、今回の相手は無邪気な子供。悪意がないので、音が鳴っても気にならないようだ。
むしろ踏むと音が鳴るのが楽しいようで、逆効果だった!
その他
- お土産に持ち帰る。
- その辺の道路ににばらまかれる。
- チョーク代わりにアスファルトにお絵描き。
などの楽しい副作用が発生。
結局、自分たちだけが音に悩まされることになった。
3.小学校に相談する
子供たちの学校はわかっていたので、電話で相談した。
生徒指導の先生が対応してくれて、「全校集会の時に注意しますね」と言ってくれた。
先生って仕事は本当に大変だ。
おかげで多少減ったとは思う。
しかし、1〜2週間ほどするとまた戻ってきた。
小学生ってそんなものだ。気持ちはわかる。
4.中庭に網を張る(ついでにグリーンカーテン)
せめて「コの字」の内側の中庭には入ってこないように、網を張ることにした。
中庭と言っても幅160cmしかないので、グリーンカーテン用のもので十分。
ついでにゴーヤなどの蔓を這わせれば、収穫もできて一石二鳥。
さすがに、中庭まで網をかき分けて入ってくる強者は現れなかった。
しかし、まだ隣地との境界は依然人気のままだった。
5.植物を植えると侵入はなくなった
せっかくがんばって敷いた防犯砂利だが、撤去してびっしり植物を植えることにした。
相当なワルでない限り、植物を踏みつけながら入っては来ないだろう。
花壇を踏み荒らすレベルのワルがいれば無駄かもしれないが、そんなに治安の悪い地域ではないはず。
むしろ、そこまでやられればもう警察だ。
日陰なのと、費用を考慮してシダ類を植えることにした。
ちょうど、アクアリウムの方でもシダ類にはまっていた頃だったのだ。
植えたのはベニシダや、
コゴミや、
オシダや、
謎のシダなど。
思いのほか効果があり、侵入者はほとんど入ってこなくなった。
シダは結構雑草が生い茂っている感もでてしまうので、ダイカンドラくらいのグランドカバーでもよかったのかもしれない。
シダで効果が出なければトゲトゲの薔薇を植えるつもりだったが、そこまでは必要なくてよかった。
その他の、やらなかったボツ対策案
ボツになった対策案も一応書いておこう。
やっぱり塀をつくる
本当はこうしたい。けど予算がない。
ブロック塀でも15万くらいはかかるみたい。
将来的には絶対作るのだ!
警察に連絡する
これも考えたけど、子供のことだとあまり取り合ってはもらえないみたい。
まあ仕方ないと思う。
子供について行って親に注意する
どんな親がいるかわからないし、もめたくないので却下。
そもそもそんなに気が強くない。
防犯カメラ、警報
カメラで証拠を捉えたところで、警察も動かない、親にも言えない。
意味が無いのでカメラは却下。
警報も、逆に楽しくなって防犯砂利の二の舞になりそう。
有刺鉄線とか、罠をしかける
論外。危険。
けがをさせてはいけない。
ちなみに不法侵入の子供が敷地内でけがをした場合、こちらの責任になるそう。
「なんじゃそりゃ」と思うけど、決まっているものはくつがえせない。
まとめ
侵入者は悪事の自覚のない無邪気な子供だったので、防犯砂利などは効果がなかった。
一方でシダによる「なんか入りたくない」と思わせる作戦が成功した。
泥棒とか、動物が相手の場合はあまり効果がないかもしれないし、今回ダメだった防犯砂利や防犯カメラが逆に有効だと思う。
やっぱり塀を作れればそれが一番。
コメント