猫缶とプロテインの比較。筋トレ向きだが不味い。

鬼の形相でめしあがる猫ズ

「黒缶おいしそうだねー」って言いながら成分表を見ていて気づいた事がある。

ものすごい高タンパク食だこれ。

筋トレによさそう。

食べて良いのかな?人間用の猫缶ってないの?

ってことで調べてみた。

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猫缶の栄養素ってどんな構成?

ほぼ水分

ノーチさんとウートラさんのお気に入りの猫缶、黒缶マグロミックス(160g)を見てみる。

公式サイトによると、成分表はこんな感じ。

たんぱく質:13.9%以上、脂質:0.9%以上、粗繊維:0.1%以下、灰分:3.5%以下、水分:82.0%以下

ほぼ水分だ。

ちなみに、合計足したら100.4%になったけど、”以上”とか”以下”の部分があるからだ。

まあ、だいたいわかれば良いので細かいところは気にしない。

 

水分を除いて計算すると、ほぼプロテインだった。

プロテインを水に溶かしたからと言って、水分80%などとは考えないだろう。ということで水分を除いて考えてみる。

160gのうち82%の131.2gが水分。残りは29gくらい。

水分以外で計算すると

なんと77.2%がタンパク質だ。脂質も5.0%で低脂質と言って良いと思う。

 

・・・?

 

なんかこの比率見たことあるぞ。

そう、プロテインだ。

愛用しているプロテイン(Combat Protein)と比較すると…

 

 

やっぱりすごく似ている・・・

というか猫缶のほうがたんぱく質多い。

すごい可能性を感じてきた。

粗繊維とか灰分って何なん?

ここで気になったのが残りの成分「粗繊維」「灰分」。

これなに?大丈夫なの?

にゃん辞典(https://catfood-dictionary.com/ingredients/ash-fiber.html)様を参考にすると、

  • 粗繊維は酸とアルカリで抽出後に残った不溶性食物繊維
  • 食品を燃やしたときに灰として残ったミネラル分

とのこと。

要は何か残り物の繊維とミネラルみたい

まああまり細かくは分析しないのだろう。

謎なのが気になるがまあいいか。

糖質が見当たらないのですが…?

日清ペットフードのHPによると

犬や猫にとっても、糖質は必要な栄養素ではありますが、人ほど重要ではありません。犬や猫の主要なエネルギー源は、タンパク質と脂肪であり、人と同じ食事内容で、糖質を中心にエネルギーを得ようとすれば、栄養が偏ってしまいますし、内臓にも負担がかかります。

特に肉食の猫は糖質の消化・吸収能力があまり高くありません。そのせいか、甘党の猫もどちらかといえば少ないようです。雑食性の犬は、糖質を消化する能力も猫よりは優れていますが、糖質からのエネルギー量は総エネルギーの半分以下が好ましいと言われています。

要は猫にはあんまり必要ないってことみたい。というか消化も苦手みたいだ。

肉食動物だしね。

で、人間が食べてもいいの?

黒缶のHPによると

もともとはツナ缶などの製造過程で出てくる副産物なので、人間用の缶詰をつくっている工場でつくられています。
「当時はツナ缶をつくっている小さな工場が日本国内にたくさんありまして、といっても季節によってはみかんの缶詰なども製造されている工場なのですが、そういった工場にお願いして黒缶をつくっていました。製造の仕様を定めたり、大洋漁業(当時)で人間用の缶詰と同様の開缶検査をしたりと、工場ごとのバラつきなども少なくなるよう品質管理を徹底していきましたね」

人間用と同じ工場で作られているようなことが書いてあった。

ただ、「黒缶の歴史」みたいなコーナーだったので今はどうなのかよくわからない。

 

また、こんなサイトもあった。

キャットフードは人間が食べられるようには作られていません。ミートミールや危険な添加物について | キャットフード勉強会

色々調べてみたが、結局食べていいのか悪いのかわからなかった。

 

食べてみよう!そのお味は…

よくわからないけど、食べてみよう!

「粗灰分」と「粗繊維」は気になるけど。

味見くらいなら大丈夫でしょう。

 

猫ズを見ていると美味しそうだなーと思ってたけど、改めて見るとあんまり美味しそうじゃない。

「まぐろの血合い」でできているだけあって、ドス黒いツナ缶って感じ。においもツナ。

 

では…いただきます。

えっ

お前がたべるのか

はい。

うん、結構おいしい…?

 

いや

おいしくないわ。

生臭くて柔らかいツナだった。

臭みのある魚の脂の後味が一時間ほどほんのり口内に残った。

結論:人間好みの味ではない。

成分もよさそうだし、食べられなくはなかった。

ただ、好んで食べたい味ではなかった。

残念。

人間用はないの?

以前、モンプチが「キャットフードをイメージしたレストラン」を出したことがあったみたい。

(参照:https://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1402/20/news127.html

ただ、これはちょっと趣旨と違う。

 

というか、ツナ缶製造の残りで猫缶ができてるんだから、ツナ缶が人間版みたいなもんだよね。

でもそれでは面白くない。

 

いいものがありました。

缶ではないけれど、想像していた猫缶の味はこれだった。

ぼそぼそだけど素材の味で美味しい。

あと成分がすごいんだ。

ほぼ100%タンパク質!

 

猫缶は継続して食べるのは無理そうなので、こいつをかじって猫気分に浸ることにします。

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