猫を想定しない家を建てて一年後、大型猫が来た!
まずはこの写真を見てほしい。いかにも家を破壊しそうなふてぶてしい猫だ。
それから半年後、新築住宅はボロボロになっただろうか?
続編⬇️

最近の猫ズ。いかにも家を破壊しそうだ。
目次
対策なしの家に大型猫が来る!
新築するにあたって、猫対策は何もしていない。
建てる前は猫はいなかったし、まさか家族から許可が下りるとは思わなかったのだ。
しかも来るのは10キロ近くにもなるという大型猫サイベリアン。しかも2匹。
まだ小さいけど、4カ月ですでに2キロあって普通猫サイズだった。
うちの無対策さといったら、
- 床は無垢の木。
- 壁紙は普通のビニールクロス。
- 壁保護シートなし。
- カーテンは普通のロールスクリーン。
- ケーブル保護なし。
大丈夫なのだろうか…???

まだ来たばかりの猫ズ。ちょっと緊張してる?
一応やった後付け対策
対策というか、必要なものは買いそろえた。
爪とぎとか、トイレがいっぱいあれば大丈夫…かな?
用意したのは、
- 各階にトイレ
- 各階に爪とぎ
- ストレス発散の猫タワー
- 緊急時用のケージ
壁や床は、新築のすっきり感をごちゃごちゃにしたくなかったのでノーガード。
1.トイレは各階に、合計3個配置
便意をもよおした時にすぐ駆け込めるように、各階にトイレを配置した。
数が多いのでこういうかっこいいトイレはやめて、
安価でシンプルな「デオトイレ ドーム型」を3つ設置した。
2.爪とぎも各階に配置
爪とぎも、すぐ目に入るように各階廊下に置いておいた。
普通のシンプルで安いやつだ。
リビングだけ、見た目がかわいかったpidanの段ボール爪とぎにした。
3.猫タワー
「狭小3階建て自体がキャットタワーみたいなものなのでは?」
と思ったが、なるべくストレスをためないためにやっぱり購入した。
シンプルで安価なやつを、Amazonのタイムセール祭りで。
柱パーツも爪とぎになってるし、念には念を。
後に、これはウインドウベッドに置き換わったがそれはまた別の話。
4.キャットケージ
狭小住宅を圧迫するし、実家でも使っていなかったのでケージいらない派だったのだが、家族は猫が初めてで不安だった。
- 留守番中何かあったら心配。
- 子供も小さいし、平日一人で全員は見ていられない。
- 洗濯物干すときに逃げそう。
- リビングで鍋するとき不安。
という意見に押され、結局購入した。
脱走防止と、やむにやまれないときの確保のためだ。
購入したのは、見た目が好みのボンビアルコンのウッドワンサークル(3段)。
比較的ハイコストだったが、リビングに巨大なものを置くので見た目に妥協できなかった。
5.壁と床は結局ノーガード
壁や床は、新築のすっきり感をごちゃごちゃにしたくなかったのと、賃貸じゃないので傷ついてもいいやという考えでノーガードのままにした。
床の無垢は傷ついても味として楽しもう。壁はクロス(壁紙)だし、張り替えればいいや。ということで楽観視することにした。
半年後の結果:破壊されたものと、無事だったもの
破壊されたもの
1.階段:やわらかめの合板
階段は、足への負担も考えてやわらかめの合板にしていたが、これが裏目に出て、猫の爪でガリガリになった。
わざとではないが、自然とえぐれていってるみたい。
ささくれてはいないのでギリギリセーフだが、ダメージは結構大きい。

ここの階段。見た目と足触りは良いのだが…

ガリガリ
2.人を駄目にするソファ(ビーズクッション)は、おしっこにやられた
無印の例のでっかいビーズクッション。これはダメだった。中身が砂っぽい感じなのでトイレと認識したようだ。
カバーを何度も洗ったり色々やってみたが、完全におしっこスポットになってしまった。
お気に入りだったが、どうしようもないので捨てた。
「人を駄目にするソファを駄目にする猫」である。
傷、破壊未遂で済んだもの
1.床:カバザクラ
我が家では、階段と土間以外の以外のすべての床は「カバザクラ」の無垢材使用。
もっともねこ通行量の多い廊下の様子がこちら。

ねこ高速通行!


上からパッと見ではあまりわからないけど、近づいてみると多少傷ついてる。けど全然許容範囲。
板厚もあるので、ひどくなったら削ってメンテナンスすれば良いし、これは問題なかった。
2.エアコン(破壊未遂)
猫タワーとケージを利用して登ってしまった。取り付け部がなんかミシミシ言ってる。
さらに、フィルターが上部にむき出しになっているのを引っ張り始めた。
即日、タワーとケージは別室に移動になった。
なくなったタワーとケージの代わりに、窓につけるベッドを設置した。
無事だったもの
3.壁
ほぼビニールクロスで、爪の引っ掛かりがよさそうなので覚悟していた。
実家の猫だと確実にバリバリにしただろう。が、サイベリアン兄弟は優秀だった!
爪とぎの対象として壁には一切興味を示さなかったのである。
考えられる要因としては、このあたりか。
- ブリーダーさんのしつけがよかった。
- 猫ズ本人の性格。
- 爪とぎをたくさん置いたから。
- 猫タワーにも爪とぎがついている。

猫タワーはガリガリ
ただ多少は事故で登ろうとしたらついちゃったひっかき傷くらいはある。
4.カーテン(ロールスクリーン)
うちはカーテンはなくて全てロールスクリーン。ロールスクリーンについては発見がある!
やろうと思っても爪とぎや登ったりできないのだ!
なぜかというと、うちのロールスクリーンは下に引っ張ると上に巻き上がるタイプ。猫ズが爪をひっかける収納されていく。
カーテンが心配な人はこのタイプにするといいよ!
まとめ
破壊されたもの
- 階段:やわらかめの合板
- 人を駄目にするソファ(ビーズクッション)
傷、破壊未遂で済んだもの
- 床:カバザクラ
- エアコン(破壊未遂)
無事だったもの
- 壁
- カーテン(ロールスクリーン)
猫の性格にもよると思うけど、大体許容範囲内で済んでいる。
人をダメにするソファはもうあきらめるしかなかった。
やっぱり、「ある程度受け入れる心」と、「破壊しなくても満足できる環境」を用意するのが大事だと思う。
ちなみに、うちは雑に使っても良いように、家具はビンテージ(ただの中古)しか買わない。
無垢の床も、傷が良い味出してきている。
生活の痕跡を味として楽しめるといいと思う。
さらに半年後、猫ズ襲来1年後の続編はこちら⬇️
家を建てる時点でわかっているなら、猫のためにもっといろいろできただろう。
以下の本が参考になるので、是非ご検討を!
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