500万オーバーの減額調整。予算内に収めるための試行錯誤【狭小住宅】

家づくりで一番苦労したのは、なんといっても減額調整だろう。

建築費を予算内に収めるための調整だ。

500万円ほど予算オーバーし、色々とあきらめたり、工夫したり、あきらめたりした。

2年経った今、反省点を振り返ってみることにした。

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減額調整の流れ(うちの場合)

はじめて出てきた見積書で、500万くらいの予算オーバーが発覚。

要望は好き勝手になんでも要望を盛り込んでいたのでと最初は思っていた。

「まあ、贅沢品削っていけば大丈夫」と思っていたけど、そんなに簡単ではなかった。

1.贅沢品をあきらめる

まずは、やりすぎた贅沢品を却下した。

ここで100万ほど削減したかな。あまり減らない…

キッチン鉄板、バーベキューグリル

キッチンのビルトイン鉄板とバーベキューグリル。

今見ても格好いいけど、まあ必要性は低いので却下。

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伝声管

ラピュタの飛空挺とかについてる、他の部屋と会話できるパイプみたいなやつ。

 

こういうやつ

いいアイデアだと思ったけど、これも20万くらいするらしく断念。

そもそも狭小住宅なので叫べばどこにいてもだいたい聞こえる。

同じことを考えて再現している人のブログをみつけ、非常にうらやましい

2つ目のトイレ

狭小住宅だし、設置スペースもあまりないので却下。

一応後から追加しやすいように配管してもらった。

植栽ライトアップ

後付けできそうだし却下。

2000円くらいのソーラーライトで十分だった。

半地下

なんとなく憧れで半地下にしようかと思っていたけど、排水ポンプが必要だったり全体的にコスト増なので却下。

2.素材などを変更する、グレードを下げる

贅沢品だけではクリアできなかった。

許容できる範囲で素材やグレードを下げてみた。

内壁 塗装→ビニールクロス(壁紙)

塗りたければ後からでも壁紙の上からDIYで塗れるのと、質感と値段の良いクロスがあったので思い切って変更した。

チープさもないし掃除も楽なので今では満足

外壁 塗り壁→サイディング

サイディングにした家

かなり抵抗があったものの仕方なく変更。

見積額は大きく削減されたものの、見た目は結構心残り。

床材の変更

部屋ごとに色々変えていたが、全て比較的安価なカバザクラに変更。

こちらは明るいし見た目も良く今でも満足

インターホンのグレードダウン

性能の差はあまりないようなのでグレードが下のモデルに変更。

4.窓を減らす、変更

窓の単価が高いということで、沢山ついていた窓を小さくしたり、減らしたりした。

減額調整ではみんな窓の調整にたどり着くらしい…

窓のちがい

窓の種類は、一番安い引き違い窓(よくある2枚のスライド)に変更。

開かない「はめ殺し」窓(FIX窓)の方が高いのは不思議。

家の正面とか、目立つところは大きいFIX窓にした方がよかったかなあ。

5.見積書の見直し、施主支給

削りきれるものが思いつかなくなった。

もう一度見積書を見直してみると、輸送費が高かったり、自分で調達したほうが安いものがあった

Amazonや家電量販店のポイントもフル活用して、↓は自分で購入して取り付けてもらう(施主支給)ことに。

・地デジアンテナ

・ポスト

・インターホン

数千〜数万円ずつは浮いたと思う。

トイレの壁紙

キツネの壁紙

これはちょっと変わった壁紙(無数の狐が走りまわる模様)で、輸送費が高かった。

カーテン屋さんに在庫があり、こちらで購入して輸送費カット

エアコン取付け

一階のエアコンは購入したビックカメラで取付してもらえば無料だったのでそちらに依頼。

2階と3階はビックカメラも追加料金がかかるため、職人さんに取付けてもらうことにした。

6.必要な気がするけど保留にする

ここまでやってもまだ足りなかったので、必要かもしれないものも保留することにした。

ハイリスクだけど。

・隣地境界の塀

うちと同時に隣も新築中だったので

「もしかしたらお隣さんが塀を作るかもしれない」

ということで保留にして様子見することにした。

ウン十万削減できたので効果は大きかった。が、

結局、お隣さんも塀は作らず、後ほど新たな問題が発生することになった。

・表札

とりあえず名前がわかればいいので適当に何か置いておくことに。

7.最後の手段、予算の増額

もうこれ以上は削れない。と言うか精神的にも期間的にも限界だった

わくわくしながら積み上げていった計画をあきらめていく作業は本当につらかった

貯金からも少し出して、ローンの支払い的にここまでならなりそうなところまで予算を増額することにしてもう終わりにすることにしました。

まとめ 後できづいた反省点

1.効果の大きかったもの

このあたりは数10万以上の削減に貢献した。

  • 贅沢品の却下
  • 外壁のサイディング化
  • 窓の数を減らす

2.後悔が残る点

外壁のサイディング化

効果は大きかったものの、外観に不満があり、「いつかは変えたいね」とよく話題になる。

窓を全て引き違いにした事

これも見た目の問題だが、目立つ窓はやはり固定など見た目の良いものがよかった。

塀を保留にした事

通り抜けやすく近所の子供の鬼ごっこスポットになってしまった!

3.もっと削れたかもしれないもの

造作の玄関ドア

大型バイクを土間に入れるために特別にドアを作ったけど、子供が産まれて結局使わず。よくあるパターン。

基本、既製品以外のものは高い。

オーダーキッチン

これは妻の希望もあり最後まで死守したけど、やはりオーダーは高い。

まとめのまとめ

最初に盛り込みすぎないのが一番だけど、絶対に譲れないところは死守すべし。

ただ、「後でもできる」は結局やらない。

勇気をだして、こだわりを捨て前提を変えてみる方法もある。

(バイクはやめた。専用ドアを作らなければ50万浮いただろう。)

施主支給は地味ながらもじわじわ効くので、あきらめるものを増やさないためにはやってみるべき。

 

 

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