お尻の毛にウンチがくっつく事故が起きがちな、長毛猫のお尻の毛を自宅でトリミングする方法を紹介する。
お店で見てきたのを参考にした自己流だが、お尻だけなら切れないこともない。
目次
トリミングサロンに不満はなかったが…
以前、お尻をお店でトリミングしてもらった話を書いた。お店でのトリミングは技術も高く、値段も安くて大満足だった。
しかし、だんだん巨大化する猫ズ2匹を電車で輸送するのはそれなりに大変で、今では合計約12㎏。
本人たちも電車移動にストレスを感じているようなので自宅でカットすることにしたのだ。
方法は、トリミングサロンでまじまじと様子を見て、ある程度覚えてきたのだけど自己流だ。
自宅お尻カットに必要な道具
ペット用バリカン
主に使うのはバリカン。うちで使っているのはスライヴのPB1000というもの。
アタッチメントが5mm, 9mm, 13mm用が付属している。
猫が怖がらないよう、音が小さめのものがおすすめ。
コーム
普段使っているもので良い。
うちのは岡野の高級両目金櫛。(高級だけど安い)
ハサミ
何でも良いが、ペット用のものの方がいいのかも。
今回見当たらなかったので適当にその辺のハサミで切ってしまった。
(滑りやすい)ビニールシート
切った毛が散らないように一応敷いておくシート。
子供の食事や砂遊び用のくまのビニールシートを敷いてみたら、ツルツル滑って逃げにくいので良かった。
爪切り
普段使っているものでOK。
暴れて引っかかれないようにトリミング前に爪を切ろう。
猫の好きなおやつやブラシ
トリミング前にリラックスしてもらおう。
ちゅーるとブラッシングで接待だ!
自宅お尻カットの手順
①道具をこっそり準備
始める前に道具は全部セットしておく。
②おやつとブラッシングでリラックス。
まずは好きなおやつやブラッシングで接待して、リラックスしていただく。
グルグル言って細目になってきたら無防備だ。
③引っかかれないよう爪切り。
トリミング最中に暴れて引っかかれたりしないように爪は絶対に切ろう。
噛む子はエリザベスカラーも着けると良いが、リラックス度は下がる。
調べるとかわいいやつがあった。
④コームで毛を整える。
バリカンで引っかからないようにコームでお尻の毛の流れを整える。
ウンチがついてたらこれでとれる。
毛玉ができていたら、ほぐすかハサミで切り取ってしまう。
⑤ハサミでざっくり切る。
完成イメージ↑これにするために…

このラインで切ろう。

思い切ってジョキジョキ
以下、自己流。
3cmくらい残す感じで、しっぽ側からかかとのラインでへ直線にまっすぐ切る。
足の後ろ側の毛が意外と長くて、ここで揃えないとちょっと不格好になるのでバッサリ切ってしまう。
右おしりと左お尻、ひっくり返して合計2直線切る。
⑥全体をバリカンの長いアタッチメントで整える。
アタッチメントを一番長い13㎜にセット。
さっきハサミで切ったラインに沿って、しっぽ側からかかと側にバリカンをサッサッと走らせ、飛び出てそうな毛を整える。
13mmにセットしているが、実際に13㎜まできっちり刈ってしまうわけではない。3㎝くらい残すイメージで刈っている。
アタッチメントは誤って丸坊主にしてしまわないための保険といったところ。
一通り刈って長そうだったら、短めのアタッチメントに切り替えていくと良い。
⑦肛門まわりを短い5mmで整える。
肛門まわりはウンチが付きやすいホットスポットなのでもう少し短めに刈る。
一番短い5㎜にセットした。もちろん5㎜までは刈らない。
1cmくらい残すイメージで刈っている。
上はしっぽの付け根のあたりから、下は肛門の下あたりまで刈る。
肛門や玉を傷付けないよう注意!
これでおしまい。
⑧ご褒美のちゅーる
毛刈りが終わったら、頑張った猫へのねぎらいのちゅーる。
次回のためにもなるのでご褒美は大事大事。
もっとも、本人はなんだかうっとりしているが。
お尻カットのビフォーアフター
BEFORE~毛刈り前~
モッサモッサ!
こりゃあウンチつくわ。
AFTER~毛刈り後~
ちょっとすっきりしたね。
あとがき

絶対に刈られたくないノーチ
最初は下手クソだったお尻毛刈りも、2,3回するとだんだんコツがわかってきた気がする。
全身カットはとてもできないけど、お尻だとまあ失敗気味でも目立たない。
今回協力してもらったウーちゃんはすんなり刈らせてくれたが、警戒心の強いノーチはなかなか刈るのは難しい。
なんとかだまし討ちで2人がかりで刈るか、たまに来る甘えんぼタイムにやるしかないな。
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